映画『浜の記憶』を記録する

映画『浜の記憶』の公式ブログです。



『浜の記憶』公開を3週間後に控え、主演の加藤茂雄さんに、現在の心境や作品の感想、共演者の印象などをお聞きしてみました。

この作品を、
「成瀬巳喜男監督作品に近いものを感じる。人間の喜怒哀楽をきちんと表現して、誇張がなく、淡々としていて…」
と評していらしていたのには少なからず驚きました。しかし、黒澤作品の外向きの熱情より、成瀬作品の内向きの情念の方が、この作品の色合いに近い、というご指摘は的を得ているように思います。黒澤作品にも、成瀬作品にも直接関わってきた加藤さんならではの体感的な感想なのでしょう。

また、共演者の宮崎勇希さん、渡辺梓さんの印象も語ってくれています。勇希さんと初めて会った時のことを語る際に流れる映像は、まさしく初対面の時のもので、これが初公開となります。クランクイン1週間前の9/11に撮られたもので、勇希さんの髪が本編より少し短いのが確認できると思います。

インタビューはビデオカメラではなくコンパクトデジカメで撮影したため、画質音質ともにあまりよくありませんが、何卒ご容赦の程お願いします。

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本日(7/1)、「NHKニュースおはよう日本」で取り上げていただきました。
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加藤茂雄さんは、6月16日に94歳のお誕生日を迎えられているのですが、先日「首都圏ネットワーク」で取り上げていただいた時の映像素材を使っているため、「93歳」と表記されています。もっとも、『浜の記憶』を撮影していた時はまぎれもなく93歳だったので、この表記も誤りということではありません。
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70年の歳月を俳優として生きてきた加藤茂雄さんの記念碑的映画『浜の記憶』は、いよいよ今月27日から新宿ケイズシネマにて公開です!

昨日(6/22)、神奈川新聞の論説・特報欄に記事が掲載されました。長時間におよぶ取材の成果、といった感じで、大変読み応えのある記事になっています。(画像クリックで拡大します)。
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どうも、監督の大嶋です。今さらという感じですが、このブログは基本的に私が書いております。とはいえ、映画の公式ブログという性質上、個人ブログのようにくだけた文章を書くのも気が引け、開設以来、あまり書き手の存在を感じさせない情報発信が続いていたのですが、公開が来月に迫ってきたことでもあるし、そろそろ、作り手の顔が見える文章を書いていきたいと思います。
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さて、昨日(6/11)は、東京の封切り館である新宿ケイズシネマの前でヒロインの宮崎勇希さん(現場での呼び方にならって、以下「勇希ちゃん」とします)、助監督の内田裕実さん(同様に、以下「ウッチー」とします)と待ち合わせて、近くの名曲喫茶「らんぶる」にて2時間半におよぶ宣伝会議。この「らんぶる」、なんと私が高校生のころからあります(学校の帰りに部活の仲間と何度か入ったことが)。一体いつからやっているのかと思って調べたら、この場所で営業を始めたのが1955年(昭和30年)とのこと。いやはや、大変な歴史です。
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公式サイトの解説ページにも書いたように、『浜の記憶』はスタッフ・キャスト合わせて5人しかいない超インディペンデント作品なので、専門の宣伝スタッフなんて気の利いたものはおりません。動ける人が動くしかないわけです。鎌倉での映画会は、主役の加藤茂雄さんがみずから地元でチラシを配りまくるという作戦が奏功して大成功を収めました(毎日のように徒歩や自転車でいろいろな場所に出向き、宣伝して回ったらしいです。恐ろしい93歳です)。しかしさすがにこの広い新宿でそれを行うのは無理があります。これからのひと月半で(あまりお金をかけず)何が出来るのか、あれこれ知恵を絞りました。

大々的に広告を打てない以上、ポスターやチラシといった印刷物をフルに活用するのが一番確実な方法です。顔の広いウッチーは、すでにポスターを貼らせてくれたり、チラシを置かせてくれそうな知人や店舗をいくつかピックアップしていましたが、それに加え、飛び込みでギャラリーやカメラ店などにもアタックするつもり、と、やる気をみせます。
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一方の勇希ちゃんは、以前映画を観に行った帰り、劇場の出入り口で、ある映画の出演者が、みずからチラシを配って宣伝を行っていたのに遭遇し、それが大変印象に残ったと言います。そしてそれをふまえ、SNSなどで不特定多数の人に向けて宣伝をするより、直接相手と対面して作品のことを伝える方が、絶対にインパクトは強いし相手の心にも残る、と、加藤さん的な宣伝方法を積極的に支持していました。もっともな話です。私はここのところ、公式サイトを作ったり、チラシのビジュアルをデザイナーさんと詰めたり、公式ツイッターを開設したり、web系の媒体にデータを送ったりと、デジタル的な作業ばかり行ってきましたが、それもひと段落したので、これからは対面によるアナログ的な宣伝方法を本気で考えるべきなのかも知れません。もちろん、都市部でそれを行うには、地域で行うのとは違うアプローチが必要なのでしょうが…。
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宣伝会議ではほかにも、入場者特典(プレゼント)をつけるのはどうか、とか、初日の舞台挨拶以外にもイベントをやった方がいいのでは? など、いろいろな話が出ましたが、そのあたりのことは、また具体的になったら告知させていただきたいと思います。
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「らんぶる」を出たあとは、ふたたびケイズシネマに行き、支配人のSさんとスタッフの皆様にごあいさつ。ケイズシネマは1ヵ月弱におよぶ内装や空調等の工事を終え、8日(金)にリニューアルオープンしたばかり。
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当然のことながらロビーもピカピカ。そして受付脇のチラシのコーナーには『浜の記憶』が、とてもわかりやすい場所に置かれていました。
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支配人のSさんによれば、スクリーンとスピーカーシステムも交換し、画質・音質ともに向上したとのこと。そんな環境で『浜の記憶』を上映していただけるとは嬉しい限りです。

ケイズシネマを後にしたのは17時少し前。ここで解散でもよかったのですが、ウッチーはこれから西口の某カメラメーカーのフォトギャラリーにチラシ置きの打診に行く、と言うので、勇希ちゃんと私も付き合うことにしました。実は『浜の記憶』の劇中には、そのメーカーのカメラが使われているのです。そういうつながりを宣伝に活かす、などというのは私にはまったく気づかなかったので、ウッチーの機転には正直脱帽です。行った先の担当の方の感触も悪くなく、正式な返事は後日ということでしたが、こうしてどんどん「飛び込み営業」をかけていく姿勢が大事なのだなあ、と、この手の交渉ごとが得意でない私は感じ入った次第です。
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フォトギャラリーのある高層ビルの窓からスカイツリーが見えたので撮ったのですが、人物に露出を合わせると飛んでしまい…。
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カメラを変え、フォトショで明度の処理をするとどうにかその姿が確認できました(おふたりのちょうど真ん中の塔です)。
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では、今回はこの辺で。公開までデジタル、アナログ両面にわたる宣伝に邁進しますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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