映画『浜の記憶』を記録する

映画『浜の記憶』がどのように企画・製作・公開されたかを、監督の大嶋拓が綴ります。うたかたの記憶を、とこしえに記録するために…

映画会を明日に控え、朝日新聞(神奈川版)に記事が掲載されました。残念ながらネットでは流れていないようですが…。丁寧に取材していただきました。是非、お読みください(画像クリックで拡大します)。

20190531asahi

『浜の記憶』のお披露目上映となる「鎌倉アカデミア映画会」、いよいよあさって(6/1)に迫ってまいりました。

昨日(5/29)は、それに備えての最終打ち合わせ。「鎌倉アカデミアを伝える会」メンバーを中心に、全11名が参加、会場の設営や受付回りの人員配置など、細かいすり合わせを行いました。

会場は光明寺の開山堂。ふだんは法要を行う場所なので、当然、上映設備はありません。そこで今回は、鎌倉アカデミアとご縁の深い劇団かかし座さんに特別に協力していただき、影絵劇で使うプロジェクターとスクリーンをご提供いただくことになりました。先週、劇団の稽古場にお邪魔して試写を行ったのですが、後方からの投影にも関わらず、画面は明るく高精細で、劇場と変わらないクオリティの上映が実現できそうです。乞うご期待!(通常、映画館での上映は前方からスクリーンに投影しますが、かかし座さんは影絵劇団なので、後方からスクリーンに投影するのが基本スタイルなのです。しかし、後方投影だと、明るさは前方投影に劣るのではないか?という懸念があり、それで事前に試写を行ったというわけ。しかし、まったく遜色ありませんでした)。

そして会場の遮蔽は、以前2回ほど開山堂でお芝居を上演したことのある鎌倉アクターズワークショップさんにお力添えいただくことに。当初考えていた以上に、本格的な映画会になりそうで、今からワクワクしています。

『浜の記憶』上映後には、主演の加藤茂雄さん、ヒロインの宮崎勇希さんらによるトークショーを、大嶋拓(監督)の進行で行う予定です。そのあとには、休憩をはさんで、一昨年公開の『鎌倉アカデミア 青の時代』を上映するという盛りだくさんなプログラム。鎌倉アカデミア発祥の地である光明寺での上映は、実はこれが初めてとなります。いろいろな意味でスペシャルな映画会、是非、多くの方にご覧いただきたいと思います。

●当日のタイムテーブル(予定)

12:30 開場

13:00 『浜の記憶』(52分)上映

14:05 トークショー(加藤茂雄さんほか)

15:00 『鎌倉アカデミア 青の時代』(119分)上映

17:00 終了


0530
 お待ちしています!

きたる6月1日に行われる『浜の記憶』の鎌倉・光明寺での特別上映ですが、なんと、『鎌倉アカデミア 青の時代』との2本立てで、「鎌倉アカデミア映画会」の名のもとに開催されることになりました。この催しの実現にあたっては、「鎌倉アカデミアを伝える会」の皆様に大変なお力添えをいただきました。厚く御礼を申しあげます。

0601chirashi01
0601chirashi02
※画像をクリックすると拡大します

このブログは、映画『浜の記憶』がどのようなプロセスを経て完成したかを書くために開設しました。と同時に、公開までのプロセスも、綴っていきたいと考えています。

この作品は、6/1に鎌倉の光明寺でプレミア上映、そして7/27~新宿ケイズシネマで公開されることが決まっています。

製作過程については、公開に合わせて記事をオープンにしていきたいと思っています(若干のネタばれが予想されますので)。

では、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

b_image

14時、劇場に行き結果を聞く。正直、今回は厳しいのでは…、と感じていたが、S支配人いわく、
「ストーリー的には、いささか物足りない気もしますけど、1週間のモーニングでよければ」
とのこと。実質、前作『鎌倉アカデミア 青の時代』や前々作『影たちの祭り』と同じ条件である。こちらに不満のあるはずもない。

こうして、年の内に来年の劇場公開が決定。10月中旬まで撮っていた作品を11月に完成させて劇場に持ち込み、12月に公開決定というのは、かなりのハイペースと言っていいのでは?

すぐに加藤さんと勇希ちゃんに電話で報告(ウッチーと渡辺さんにはメールで)。加藤さんはにわかに信じられなかったようで、初主演作品の劇場公開という事実に「恐ろしいねえ」を連発。一方の勇希ちゃんは「ホントですか?よかったですね!」と弾んだ声で喜んでくれる。


↑このページのトップヘ