映画『浜の記憶』を記録する

映画『浜の記憶』がどのように企画・製作・公開されたかを、監督の大嶋拓が綴ります。うたかたの記憶を、とこしえに記録するために…

カテゴリ: 企画開発

これまでヒロインのことを一切書いてこなかったが、決してヒロイン探しをほったらかしにしていたわけではない。しかし、結果として、現時点でヒロインは正式決定していない。いろいろな形で「候補」が現れては消えていった、という感じである。いくつかの芝居も観に行って適任者はいないか探しもしたが、ほぼ徒労に終わった。どうしてピッタリくる女の子が見つからないのか。探す範囲が狭いのか。

夕刻、長谷の御霊神社へ。18:30~、「長谷の灯かり」というイベントでライトアップされたお社と祭り囃子を撮る。

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先行きが見えない中で実景だけ撮るというのも、何とも精神衛生上よくないものであるが、夜の境内に響きわたるお囃子と闇に浮かび上がるお社が、夢ともうつつともつかぬ妖しげな雰囲気を醸しており、来てみてよかった、とは思う。

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今後のことをいろいろ考え、実に暗澹たる気分になる。

腰の具合は少しずつよくなり、また、気温も昨日からやや下がってきたものの、おそらくまた暑さはぶり返すだろうし、災害級の猛暑で死者も出る中、海辺で夏の映画を撮ることが、果たして現実的なのか…。

過去40年近くにおよぶ、自分のこれまでの映像作品の製作過程を細かく振り返りつつ、今回の企画は白紙に戻した方がいいのではないか、などと考える(今なら何とかそれができるので)。

17時、長谷の手ぬぐいカフェ 一花屋(いちげや)へ。

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17:30~19:30、「茂さん(93歳)に聞く戦中・戦後の鎌倉」と題した加藤さんのお話し会。鎌倉市平和都市宣言60周年を記念して開催される「かまくら平和寿まつり」のプログラムのひとつで、参加者は約30人。加藤さんは絶好調で、持参したキーボードで古(いにしえ)のメロディーを奏でつつ約2時間、話しまくる。

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記録のため、最初から最後までビデオを回したのだが、低い椅子に長時間座っていたためか、腰の具合はさらに悪化、痛みがひどくなってくる。帰り、知人と近くの定食屋で夕食を取ったのだが、胃の具合も最悪で、ほとんど何を食べたか思い出せないほど。

どうしたわけか、昨日あたりから腰の具合がにわかに悪化してくる。自己流でテーピングなどしてみるが効果なし。

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